Q1. 子どもの体力が低下しているというのは本当でしょうか?
- A1.
- 毎年文部科学省から発表される調査によれば、20年以上前から、子どもの体力は低下の一途をたどっています。この背景にはライフスタイルの変化があります。塾や習い事に忙しく、自由に遊ぶ時間も、そして駆け回る広場もなくなりました。
こうして育った現代っ子は本当に弱く、朝礼で立っていられない、転んだだけで骨折、といった例が後を絶ちません。かつて大人の病気だった生活習慣病の傾向さえ見られるようになってきています。
Q2. おすすめのおやつはありますか?
- A2.
- 成長期の子どもの体は、たくさんの栄養素が必要です。特にスポーツをする子どもの場合、3回の食事では必要な量を食べきれないことがあるので、おやつも補食と考えて栄養素が補給できるようにして下さい。
アイスクリームやお菓子など甘いものではなく、おにぎりや果物、乳製品(チーズやヨーグルト)などがおすすめです。しっかり栄養素が摂れていないと、疲労の回復がはかれず、練習の効果もあがりません。
Q3. なぜ「寝る子は育つ」といわれるのでしょうか?
- A3.
- 筋肉や骨をつくる鍵を握っているのは、成長ホルモンです。成長ホルモンの分泌はさまざまな刺激によって影響を受けますが、眠っているときに最も活発に分泌され、特に眠りについてから1時間後、最も深い眠りのときにピークに達します。この時間帯は体温も低めで、筋肉の動きもほとんどありません。エネルギー消費が少ないため、筋肉の細胞にエネルギーがたくさん蓄えられ、それが筋肉づくりに利用されるのです。適度な運動や、食事からしっかり栄養素を摂ることももちろん大切ですが、充分な睡眠時間をとることも成長に大きく関わっているのです。
Q4. 筋肉をつけると身長が伸びないというのは本当ですか?
- A4.
- 身長の伸びは遺伝的要素が大きく、筋肉をつけたからといって背が伸びなくなることはありません。「プロテインを飲むと背が伸びない」というのも、プロテインを飲むことによって筋肉がつくと思われているからではないでしょうか。
しかし、プロテインを飲むだけでは筋肉はつかず、ウエイトトレーニングや休養も必要となってきます。プロテインは食品ですので薬のような即効性はありませんし、身長の伸びには直接関係しませんが、たんぱく質やカルシウムなどの栄養素が、体の成長を手助けすることはできます。
Q5. 食生活で注意することは何かありますか?
- A5.
- 最近、子どもたちだけで外食をしている姿をよく見かけますが、お金さえあれば食べものが手に入る環境では、上手に選ばないと栄養的にも偏り、子どもにとって好ましくない食事になる可能性があります。
例えば、ジュースやスナック、加工食品ばかり食べているとリンを摂りすぎてしまうことになります。リンはカルシウムと同じく骨や歯の主材料となりますが、リンを摂りすぎるとカルシウムの吸収を阻害してしまいます。バランスを考えた食生活がいかに大切であるかを、子ども自身が理解できるようになるまでは、親が子どもと一緒に栄養管理を行ってください。特に、成長に必要なカルシウムを効率よく摂るためにも、清涼飲料水の代わりに牛乳を飲ませたり、小魚や緑黄色野菜を使った料理を意識して食卓に並べるようにしましょう。
Q6. おやつを上手に与えるにはどうしたらよいでしょうか?
- A6.
- 子どもの欲しがるままに与えるのではなく、おやつを食事の一部だと考えて、健康や成長を促すために必要な栄養素を摂るために利用するようにしましょう。
例えば果物や乳製品など、食事だけでは何かと不足しがちな食品を補ったり、スポーツの前には大切な「補食」として、運動に必要なエネルギーを蓄えることができます。この場合はサンドイッチやおにぎりなど、すぐにエネルギーとなる炭水化物を中心とした食品を選び、運動の直前であればバナナ、エネルギーゼリーなどを利用するといいでしょう。ただし、あくまでもおやつは補助的なものです。与える時間・量に気を配り、食事の妨げとならないように注意しましょう。ときには手作りのおやつを作るのもいい方法です。
Q7. 朝食をしっかり食べさせるにはどうしたらよいでしょうか?
- A7.
- 毎日の朝食作りを怠ってはいませんか?朝食は1日のパワーの源となるものです。育ち盛りの子どもはことさらにバランスのとれた食事を心がけ、必要な栄養素を十分摂ることが必要です。
朝食をしっかり食べさせるためには夕食後の間食を控え、朝起きたときには軽くお腹が空いた状態になっているようにしましょう。起き抜けはどうしても食欲が湧かないものですが、そんなときは、ある程度、身支度を先に済ませてから朝食にして下さい。また、毎朝同じメニューでは食欲も半減してしまいます。"手軽にできて栄養のあるレシピをいかに増やせるか"、これが朝の食卓を彩る鍵となります。腕の見せどころというわけです。
Q8. 少食の子どもに食べさせるにはどうしたらよいでしょうか?
- A8.
- 食が細い子どもに対しては、まず5〜6回に分けて少しずつ食べさせることで、摂取量の不足をカバーします。もちろん食事前の水分や菓子類は控えさせて下さい。そして少量でも栄養のあるものを選び、栄養素をできるだけ効率よく摂れるような献立にします。油を上手に使うことで摂取エネルギーを上げることもできるでしょう。食欲の湧く色どりや盛りつけを工夫してあげることもポイントです。
目に見えて食欲のない子どもの場合は、ストレスや不安などを抱えていないかどうか、子どもの精神状態を把握することも大切です。また、エネルギーが使われないままでは食欲も湧きません。家の中に閉じこもりがちな子どもには、外で遊ばせるようにしましょう。
Q9. 食べ過ぎを抑えるにはどうしたらよいでしょうか?
- A9.
- 食べ過ぎの原因には、「早食い」と「ながら食い」、そしてよく噛まないことなどがあげられます。これらを直すには、しっかり噛まないと食べにくいような固い食べものや、手間のかかる骨つきの魚をメニューに加えるなどして、食事に時間をかける習慣を身につけさせましょう。
また、テレビを見ながらダラダラ食べると、気づかないうちに食べ過ぎてしまいます。食べるときは食べることに専念できる環境を作ることも必要だといえるでしょう。
先に汁ものをとらせて満腹感を得てから食事に入るなど、食べる順番を調整することも効果的な方法のひとつです。
子どもは目に入った食べものを欲しがるものです。菓子類ばかり食べ過ぎないように注意することも肝心です。
Q10. 野菜嫌いを治すにはどうしたらよいでしょうか?
- A10.
- 子どもに「嫌いな食べ物は?」と尋ねると、きまって上位に名を連ねるのが野菜。
いろいろな理由があるかと思いますが、苦味や青臭さが苦手意識の原因の一つに挙がるのではないでしょうか。その場合、無理なく食べられるようにするために、まず原因である苦味や青臭さをとり除くようにしてみましょう。茹でる、細かく切る、味付けで変化を持たせるなどして、徐々に慣らしてみて下さい。
そして、例えばピーマンなら赤や緑の多彩な色、れんこんは独特な形状といったように、野菜が持っている特徴を生かして、見た目にも楽しめる料理を作ってあげるのもいいですね。
子どもに調理を手伝わせて野菜への偏見をなくすのも効果的な方法のひとつです。自分で苦労して作った料理は、きっとおいしく感じられることでしょう。
Q11. 子どもにプロテインを飲ませてもよいでしょうか?
- A11.
- プロテインを含むサプリメントは「栄養補助食品」ですので、年齢に関係なく飲むことができます。プロテインに含まれるたんぱく質やカルシウムなどが、体の成長を手助けしてくれます。
しかし、プロテインがメインになってしまってはいけません。ジュニア期は食習慣や味覚の形成時期でもありますので、食事をちゃんととることが大切です。プロテインはあくまで食事の補助です。小学生〜定期的にスポーツをするようになったら、プロテインを利用するとよいでしょう。
Q12. 大人用のプロテインとどう違いますか?
- A12.
- プロテインは「たんぱく質」の英訳ですが、一般的には「たんぱく質を補給するためのサプリメント」として知られています。いわゆる大人用のプロテインは、筋肉をつけ運動能力を高めるために、筋肉の材料となるたんぱく質を補給するサプリメントであり、たんぱく質含有率の高いものが多い傾向にあります。
それに対し、子供用プロテインはたんぱく質だけでなく、成長期に必要なカルシウムや、特に運動をすると不足しがちなビタミンB群、鉄等をバランスよく含む食品です。
Q13. いつどのくらい、どのようにして飲めばよいですか?
- A13.
- 「ジュニアプロテイン」は(上述のように)必要な栄養素をバランスよく含む食品なので、運動前のエネルギー補給や、運動後(寝る前)のからだづくり・回復のためだけでなく、朝食を食べるきっかけづくりや、栄養的に価値のあるおやつ・補食としてなど、多くの目的・タイミングで飲むことが可能です。量については、1回20gを200mlの牛乳に溶かして、1日2回を目安に飲んでいただくことをおすすめします。
Q14. 小学校低学年でも記載してある量を飲んで大丈夫ですか?
- A14.
- たんぱく質必要量は、体重に比例しています。よって、年齢やお子様の体重を勘案して、摂取量を調節していただくようお願いいたします。
Q15. 運動しない日は飲ませない方がいいですか?
- A15.
- 「ジュニアプロテイン」は、朝食やおやつ代わりなど運動とは関係の低い飲まれ方もされます。その場合は継続的に飲まれた方がよいでしょう。またからだづくりを目的とされる場合も、運動をしない日も飲まれた方がいいでしょう。からだづくりのメカニズムは運動後すぐにな起こるわけでなく、2〜3日の期間に渡って行われるからです。


